以前、「60歳以上に特化したECサイト」の「この指とまれ!」をご紹介しました。
なかなか面白い企画であり運営代表の方のお話も少し伺えましたので、追記することにしました。
前回は「シニア」という言葉で紹介をしたのですが、シニアではなく「プラチナ世代」という表現にこだわりをお持ちの様です。
「人生二毛作」、人生100年時代において60歳以上はまだまだ輝きを発せられる世代であるという意気込みを感じさせられます。
プラチナ世代がプラチナ世代のために活躍の場を提供し、同世代同士だからこそ困りごとや悩みごとが分かりあえる。
そして解決につなげていくというのが考え方です。
これまで個々人が現役時代に培ってきたスキルや経験、技術、趣味などを第2ステップで活かせる場を提供したプラットフォームを形成されようとしています。
その中の1つに「終活ショップ」と題したコーナーがありますが、これはこのコーナーのオーナーであるASTON-HAMADA氏が70歳を迎え、終活を意識する年代となり、これまで趣味で長年収集してきたミニカー、モデルカーなど約800車を自身が元気な間に「同じ価値観」のある方に譲ることで、自分が大切にしてきたのと同様に末永く大切にしていって欲しいという思いも込め開いたコーナーでした。
単に出品して販売ということであればメルカリ、Yahooオークションなどの方法もあろうかと思いますが、そうではなく自分が大切にしてきた愛憎品を送り出したいという気持ちを運営代表が察し「終活ショップ」という形で出店することになったようです。
ECショップの運営と思うと、やはり年齢的に若い方が運営されているイメージがどうしてもあるのですが、例えば自分の知っている70代の方がネットショップを開設したと聞いたらなにげに「スゲー!」って思いませんか。
ちなみに出店した翌日には問い合わせが入ったそうですので、ASTON-HAMADA氏も新たなやり甲斐を見つけられたことと察します。
他にも様々なコレクターの方も大勢おられると思いますので、こういった場を利用されるプラチナ世代が増えたらユニークなコーナーサイトがまだまだ増えるのではと楽しみにできそうです。
また「この指とまれ!」の事業目的としては10の事業分野に分け取組みをされておられます。
- 健康 (ヘルスケア、健康食品、フィットネス)
- 働く (転職・顧問、起業・事業継承、パート)
- 学ぶ (スマホ、PC、生涯学習、文化教養)
- ゆとり (旅行・買い物・グルメ、整体・美容、娯楽)
- 生活 (日常の困りごと、法律相談、社会活動)
- 消費 (生活消費、耐久消費、リフォーム)
- 資産 (株式投資、不動産投資、他資産対策)
- 安心 (生活環境、万一の保障、介護・終活)
- 交流 (グループ・サークル、地域社会、婚活)
- 情報 (視力・聴力、情報源、ネットワーク)
こういったプロジェクトを通じプラチナ世代同志がプラットフォームを形成していけると高齢化社会ももう少し面白くなっていくと感じます。
筆者もブログを始めたばかりでもあるので、もう少し年齢を重ねたら、どこかの分野に参画してみようかなって思っています。