notchi60’s blog

notchi60’s blog

プラチナ世代の過ごし方に関する雑記ブログ

エアコンの選び方ポイント

f:id:notchi60:20210610210805p:plain

日常生活における節約を考えるなかで、「エアコン」にスポットを当ててみました。

エアコンは夏と冬で長時間活躍することが多いため購入する際、機種を選ぶときに悩まれる方は多いようです。

特に夏場に使用が高まるエアコンについて、電気代がかさむことが気になりますよね。

寒いのは重ね着などである程度は我慢はできそうですが、暑いのは何ともなりません。

また家の中でも熱中症でダウンされるケースもあり、過度な我慢は危険が伴います。

そこで本記事はエアコンを購入される場合、取付ける部屋に最適なエアコンを選ぶためのポイントとなる基礎知識をご紹介します。

 

と、その前にエアコンを購入されるお勧めな時期としては、機種のラインナップが揃いだし、工事も混んでいない5~6月頃です。

というのも、やはり暑くなってから購入されようとする方が多く、取付け工事までに数週間待たされることもざらにあり、下手をすると暑さが陰ってきたころにやっと取付け工事となることもあるようです。

 

さて、本題に戻りますが、エアコンは使用する部屋の環境などによりタイプや条件が変わってきますのでエアコンを選ぶときのポイントをあげました。

 

  エアコンを取付ける部屋の広さと適した能力

部屋の構造(木造、コンクリート造等)や周囲環境、使用する部屋の目的により適したエアコン能力を考える必要があります。

例えば、日当たりの良い部屋は、「下記目安+2畳分」、キッチンのある部屋は「下記目安+4畳分」などと言われているようです。

またカタログや販売店のプライスに、例えば「8畳~12畳」と記載されていたとすると、木造なら8畳、鉄筋コンクリートなら12畳の部屋が適しているという意味になります。

つまり、取付けたい部屋が「木造の8畳」としたら適正なエアコンは「10畳用の2.8Kw」となります。

 

基本的な部屋の広さと適したエアコン能力(kw)

6畳なら2.2Kw

    ⇒ 冷房:木造  6畳、鉄筋  9畳、暖房:木造  6畳、鉄筋  7畳

8畳なら2.5Kw

    ⇒ 冷房:木造  7畳、鉄筋10畳、暖房:木造  7畳、鉄筋  7畳

10畳なら2.8Kw

    ⇒ 冷房:木造  8畳、鉄筋12畳、暖房:木造  8畳、鉄筋10畳

12畳なら3.6Kw

    ⇒ 冷房:木造10畳、鉄筋15畳、暖房:木造  9畳、鉄筋12畳

14畳なら4.0Kw

    ⇒ 冷房:木造11畳、鉄筋17畳、暖房:木造11畳、鉄筋14畳

18畳なら5.6Kw

    ⇒ 冷房:木造15畳、鉄筋23畳、暖房:木造15畳、鉄筋18畳

20畳なら6.3Kw

    ⇒ 冷房:木造17畳、鉄筋26畳、暖房:木造16畳、鉄筋20畳

23畳なら7.1Kw

    ⇒ 冷房:木造20畳、鉄筋30畳、暖房:木造17畳、鉄筋21畳

26畳なら8.0Kw

    ⇒ 冷房:木造22畳、鉄筋33畳、暖房:木造21畳、鉄筋26畳

29畳なら9.0Kw

    ⇒ 冷房:木造25畳、鉄筋38畳、暖房:木造23畳、鉄筋29畳

 

また、コンセントのV(ボルト)数が100Vか200Vなのかも予め確認しておかないと取付けできない可能性もありますので注意が必要です。

ちなみに200Vの場合はブレーカーまで200Vが来ていてコンセントも200Vに対応している必要があります。

また他の家電品と併用してエアコンを使うのであれば、30A(アンペア)以上が理想的とも言われています。

 

 エアコンの省エネ性能

同じメーカーで同じ部屋の広さでも機種により電気代は大きく異なり、メーカーお勧めの省エネ機と普及機で年間15,000円ほど差がでることもあると聞きます。

年間15,000円として、10年といわれるエアコンの耐用年数で単純に掛け算すると、電気代の差は150,000円ということですね。

ということで、エアコンの使用頻度が高い部屋は省エネタイプがお勧めということになります。

 

また実際に機種を選ぶとき目安として1年間の電気代を試算したい場合は、カタログ等にも「期間消費電力量」が掲載されていますので、この期間消費電力量に電気代の単価を掛けることで簡単に算出できます。

この「期間消費電力量」はメーカーが設定した条件(冷暖房時を指定温度で使用期間と使用時間等を設定)でエアコンを1年間冷暖房で使用したときにかかる電力量の目安とされています。

例えば、「期間消費電力量800Kwh」で1時間当たりの電気料金単価27円としたら21,600円が年間電気代となりますが、あくまで目安であり、実際の使用時間や他の電気機器の電気使用量によって単価が変わることもありますので、購入時の機種比較の参考として利用されてはと思います。

 

エアコンのお手入れ機能

「フィルターお掃除」機能付きエアコンが普及してきていますが、あくまでも「フィルターのみ」の掃除機能ですので誤解されないよう注意は必要と思います。

また掃除したほこりなどを本体内に貯めている機種もありますので、定期的に取出す必要があります。

私もフィルターお掃除機能は掃除が不要と思い込んでいて数年放置していたら本体内にほこりが固まった状態で溜まっていたり、フィンはカビで真っ黒けという悲惨な経験がありました。

つまりエアコンの掃除は必要となりますが、その掃除のしやすさもエアコン選びのポイントにもなります。

ただフィルターの掃除はこまめ(2~3週間ごと)に行わないとホコリでフィルターの目がつまり冷房暖房の効きが悪くなり、モーターをより回そうとしてパワーを出しますので電気代に響きます。

そういう意味ではフィルターお掃除機能は有難い機能なのです。

 

ちなみにエアコンクリーニングを依頼する場合、お掃除機能付きと付いていない機種とではクリーニング料金が倍近く違うこともありますので悩ましいところではありますが、エアコン内のフィンについたカビ取りは自分ではなかなか綺麗に落とせないため1~2年ごとに専門業者へクリーニングの依頼する方がお勧めですので、やはりこまめなフィルター掃除の手間と電気代を思うとお掃除機能は付いている方が良いように思います。

 

但し、お掃除好きの方もおられると思いますし、こまめにフィルター掃除をされるのであれば、フィルターお掃除機能の付いていないものはエアコン自体の価格はその分安価になりますので、お掃除機能なしを選択されたらよいと思います。

フィンのカビ取りなどでエアコンクリーニングを依頼した場合の費用も安くつきますね。

 

f:id:notchi60:20210610211827j:plain

エアコンを取付ける部屋のタイプと機種

人がたくさん集まる部屋、長時間使用する部屋(リビングなど)は、省エネ性能、快適機能の高いエアコンを選ぶのがお勧めです。

寝室や子供部屋などは、部屋の構造や広さによっては省エネ機能の方が良い場合もありますので一概には言えませんが、使用頻度や使用時間が比較的少ない場合は安価な「普及機」でよろしいのではと思います。

 

エアコン内機・外機の設置場所

内機の取り付けに関しては、取付条件により想定した場所への取付けが難しい場合があります。

例えば、取付位置は天井から5センチ以上、左右も5センチ以上離せれるか、室外機とつなぐ配管を通す穴が近くにあるかなどは予め確認しておく必要があります。

またエアコン専用のコンセントの形状は「平行型」「アイエル型」「タンデム型」「エルバー型」などがありますので、壁のコンセントの形状はあらかじめチェックしておき、カタログや購入先で確認されるのが良いでしょう。

もし専用コンセントがない場合は、専用回路の工事も必要となります。

 

外機の設置に関しては、壁(機体の後ろ)から5センチ以上、左右は10センチ以上、更に前面も25センチ以上離して設置する必要があります。

隣家の壁や塀などに隣接する場合に注意ということですね。

もし設置するためのスペースに困った場合は、壁掛けや屋根に設置する方法で回避できるかもしれません。

 

エアコン取付けの追加工事

内機と外機を設置する場所が決まり取付け工事を行うのですが、状況により追加工事が必要になる場合があります。

売店によっても多少違いはあるようですが、一般的な標準工事は、エアコン用コンセント、内機と外機をつなぐ穴があり、配管の長さが4mほどで収まり、外機の設置場所も大地置きかベランダ置きであれば標準工事の範囲となります。

これ以外のことがあるようなら追加工事が必要となる可能性があります。

標準工事項目でないこと、つまり専用コンセントがない、配管を通す穴がない、内機と外機の距離が4m以上離れる、外機の設置場所が壁掛けや屋根置きになる、配管に化粧カバーをする、高所での作業となるなどです。

想定外の出費にならないためにも購入時に追加工事にならないかは購入先としっかり事前確認しておくことです。

 

エアコンの購入先

エアコンを販売しているのは主に家電量販店、地域電気店(町の電気屋さん)、ネット通販と思われている方が多いと思いますが、家電店以外でも扱っている業種が増えているようです。

価格重視ならネット通販、価格とサポート体制を重視するなら家電量販店、地域に根差したサービス重視するなら地域電気店というのがこれまでの認識だったのですが、地域電気店でも家電量販店に劣らない価格がだせたり、家電量販店と組んだ地域電気店電気店以外の業種(例えば引越業、不動産業など)も参入されているようです。

価格差があまりないようなら小回りの利く近くのお店というのもありかもしれませんね。

例えば、冷蔵庫や洗濯機が故障したら、その時から困りますよね。

高齢化がすすむなかにおいても、そういう困ったときの対応を素早くしてくれるところが有難いように思います。

 

家電リサイクル

エアコンは家電リサイクルの対象となります。

エアコンの買換えということであれば現在ついているエアコンを取外し、引取ってほしいと事前に伝えておく必要があります。

既存のエアコンを取外し引取ってもらう場合は、家電リサイクル法に基づきリサイクル料金と収集運搬料金が必要となります。

その場合は家電リサイクル券が発行されますので、控えはしっかり保管しておきましょう。

 

以上がエアコンを購入される際のポイントと注意点となりますので、ご参考になれば幸いです。