最近は家の中にいても熱中症に気を付けなればならなくなっています。
80代の母は寒がりなのですが、そうは言ってもそろそろ暑くなってきたので、エアコンのフィルターを掃除してあるか母に尋ねたところ、去年の夏にエアコンの吹き出し口から滝のように水が出て、床が水浸しになって大変だったからそれ以降使っていないと怒り口調で返事が返ってきました。
「去年エアコンの吹き出し口から水が出て床が水浸しになったの(怒)」
何故怒る?と思いつつ「畳でなくて良かったね」とボケてはみたものの、いつもは困るとすぐ連絡してくるくせにその時に限って知らせはありませんでした。
仕方ないので、さっそく確かめるべく抜いてあった電源コードをコンセントに差し込んでリモコンのスイッチを入れてもウンともスンとも動く気配がありません。
これは完全に壊れたかと思ったときに、「もしかして!」と配電盤を見に行くと案の定ブレーカーがオフになっていました。
床が水浸しになったことがよほど腹立たしかったんだ、それで怒り口調かと何気に納得できました。
ブレーカーをオンにして改めてリモコンのスイッチをオン!
今度はちゃんと動き出しました。しばらく様子を見ていると冷え方は大丈夫、水滴はにじみ出てくる程度はありました。
また室外機を見に行くと配管ホースから水は流れており、何かが詰まっている感じでもないことが分かりました。
それでいつ購入したかを調べたら9年前と分かり、長期保証がついており有効期限まであと1年あったので、さっそく購入した店へ1年前の床が水浸しになった状況と今回の水滴がにじみ出てきたことを伝えたところ、保証範囲ということでしたので、修理を依頼しました。
エアコン吹き出し口から水が出る原因
修理依頼ついでにエアコンの吹き出し口から水が出てくる原因について尋ねてみました。
■外にでている排水ホースに何かが詰まって水が流れず逆流しているケース。
排水ホースの中に蜘蛛の巣をはられたり、カナブンもよく入り込み詰まることがあるようです。
この場合の対応は、配管ホースに圧をかけて出すとのことでした。
また対策としてはホースの出口に虫が入らなくなる器具を取り付けると良いようです。
■室内機の配管ホース自体に結露ができるケース。
室内配管は冷却された空気の通り道になるため温度差により結露が発生することがあります。
通常は配管に断熱材がまかれているのですが、これが破損している可能性が高いようです。
ただ普通このような症状は見つけにくいと思いますので変と思ったら販売店へすぐに相談しましょう。
■エアコンフィルターにホコリが溜まり温度差で大量の結露が発生するケース。
溜まった汚れが空気の流れを悪くして、冷却された空気がエアコン内に滞留し結露が発生します。
フィルターをこまめに掃除することが大切ですね。
自動掃除機能付の場合は便利ですよね、ただ溜まったホコリ等は定期的に取り出すことを忘れないようにしないといけません。
■室内機自体が水の流れにくい方向に傾いて取付けられていたケース。
めったには無いようですが、全くないということもないようです。
ただこの場合は症状も早く発見されやすいようですのですぐに販売店へ相談しましょう。
話を戻しまして、修理の日程も3日後と決まりひと段落したのですが、修理前日にまた母から連絡が入り、修理依頼した翌日と翌々日にエアコンを動かしてみたけど水滴も落ちてこないというのです。
メーカーからの訪問修理でしたのですぐに連絡して今は症状がでていない旨を伝えると、症状がでないとどこを修理したらいいのかが分からないので症状がでたら伺いますと、ごもっともな話なので、修理は一旦キャンセルとなりました。
結果オーライということなのでしょうが、何気に疲れた一幕でした。
「疲れた~!」
でも結局、修理キャンセルした数日後に吹き出し口から水が漏れてきだして再び修理依頼することになり、一部機材を入れ替えられ、今では母も快適に使わさせていただいています。
まとめ
- エアコンの調子が良くないと感じたらその症状を観察して早めに販売店へ相談しましょう。
- フィルターの掃除はこまめに行うことで効率よく稼働します。
- 結露が発生しやすくなるとフィンにはカビが付きやすく自分でも掃除できますが、健康被害などを思うとプロのクリーニング業者にお任せする方がキレイに仕上げてくれます。