notchi60’s blog

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プラチナ世代の過ごし方に関する雑記ブログ

県別で人口増減と高齢化を比較してみた!

高齢化社会と言われて久しいですが、全国的な話は耳にすることはあっても県別ではありみ耳にしません。

私も自分の住んでいる「市」についてはある程度認識していても「県」についてはそれほど気にしていませんでした。

あなたは住まわれている県の人口や増減状況などについてご存じでしょうか。

普段の生活で気にすることでもありませんので知らない方も多いと思われます。

それで気になり、47都道府県について調べてみました。

すると県により人口の増減はありましたが、高齢者が減少している県はありませんでした。

ちなみに19県の人口は減少していることが分かりました。

但し、この調査内容としてはデータのあった1975年度と2015年度の都道府県別および65歳以上の人口を比較しています。

なお、この記事でのリストは政府統計の総合窓口(e-Stat)のデータを基に作成しています。

県別の人口および65歳以上人口比較

1975年度と2015年度において県毎の人口比較と65歳以上人口比較を行っています。

リストはpdfで表示していますので、見づらいようでしたら左上のポップアウトボタンにて全画面表示できます。

2015年度時点での話になりますが、40年前との比較にて人口の増加率が一番高い県は、埼玉県で49.5%増と約1.5倍になっています。

ただ65歳以上の増加率が一番高かったのも埼玉県で598.7%増でした。

つまり人口は増加したが、少子化も相まって65歳以上の構成比は急増したように思えます。

65歳以上の構成比は、1975年度は5.3%でしたが、2015年度では24.8%と4人に1人の割合になっているということですね。

また逆に人口が一番減少していたのは、秋田県で17.7%減とざっくり2割近く減少しています。

ですが、65歳以上については214.5%増で構成比33.8%と3人に1人の割合と顕著な高齢化が窺えます。

秋田県の人口推移を見てみると若い世代が急減し、高齢者が急増しているように思えます。

別記事にて秋田県の人口推移も調べていますので、宜しければご参考にしてください。

notchi60.hatenablog.com

いかがでしょうか、ご自身が住まわれている場所に興味が湧きましたら何よりです。

またリストから簡単にまとめてみますと

1975年度の65歳以上の構成比は5.3%~12.5%の範囲で、10%未満が30県、10%以上が17県でした。

同様に2015年度では、構成比19.6%~33.8%の範囲で、20%未満が1県、20~25%未満が5県、25~30%未満が28県、30%以上が13県でした。

つまり平均的に65歳以上は、10人に1人以下だったのが、4人に1人以上という状態になり急激に高齢化が進んでいると言えるのではないでしょうか。

また上記リストから項目ごとにピックアップしてみましたので、引続きのご参考になればと思います。

人口の多い順10県(1975年度、2015年度)

まず参考情報として1975年度と2015年度の人口の多い10県を比較してみます。

順列は変わっていますが、40年前と同じ県となっていました。

特に人口が120%以上増加していたのは4県あり、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県です。

人口の少ない順10県(1975年度、2015年度)

では次に、1975年度と2015年度の人口の少ない10県を比較してみます。

2015年度で順列は変わっていますが、8県は40年前と同じ県でした。

入れ替わりは、滋賀県、沖縄県が抜け、和歌山県、秋田県が入っています。

更に人口が減少しているのは8県と少々不安を感じさせます。

人口減少率と65歳以上増加率の高い順10県

1975年度と205年度の40年を比較して人口の減少率が高い10県を見てみると島根県、高知県、徳島県は、両年度で入っており、和歌山県と秋田県は2015年度に入ってきました。

また特に秋田県は冒頭でも記載していますが人口減少率が一番高い県でした。

ただ念のため、人口が少ないから悪いという話ではなく、減少傾向にあることが心配という話です。

65歳以上の構成比が高い順10県(1975年度、2015年度)

改めて2015年度での話しではありますが、このリストからは人口は減少し、65歳以上の構成比が高いという特に少子高齢化が進んでいる県と見て取れるのではないでしょうか。

両年度において4県は同じ県(高知県、島根県、徳島県、大分県)が入っております。

65歳以上の構成比が低い順10県(1975年度、2015年度)

2015年度では10県とも人口が増加しており、高齢かも進んでいるようですが若手世代が増加しているのか65歳以上の構成比を抑えているのかもしれません。

7県は40年前と同じ県でしたが、2015年度には大阪府、北海道、青森県から入れ替わりで滋賀県、栃木県、福岡県が入っています。

まとめ

1975年度と2015年度を比較してみて、県自体の人口が増加していたのは28県、減少していたのは19県でした。

人口が増加した28県の増加幅は、0.4%~49.5%で、10%未満は13県、10%未満~20%未満は7県、20%~30%未満は3県、30%~40%未満は1県、40%以上が4県でした。

逆に人口が減少した19県の減少幅は、0.5%~17.7%で、減少率が10%未満は12県、10%以上は7県でした。

65歳以上の人口が増加していたのは47都道府県の全てで、増加率は232.4%~698.7%で、300%未満が19県、300%~400%未満は20県、400%~500%未満は5県、500%~600%未満は0県、600%以上は3県でした。

さて、あなたの住まわれている県の状況を知る参考になれば幸いです。

また他県の状況と比較することで自県の状況や傾向を知ることにもつながると思います。

ただ人口が減少し、高齢化が急激に進んでいる県については、国や県としても対策を講じてはいるのでしょうが、高齢者も安心して暮らせていけることを切に願うばかりです。

また住まわれている県の人口推移についてもう少し詳しく知りたい場合は、県別での記事として推移リストも作成していますのでよろしければご参考にしてください。

この記事の中にあります「記事を検索」枠から県名を入力して検索してみてください。

最後までご覧いただき有難うございました。