notchi60’s blog

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プラチナ世代の過ごし方に関する雑記ブログ

県別に少子化の状況を調べてみた!

少子化が進んでいると言われて久しいですが、例えば、あなたの住まわれている県ではどれほど少子化が進んでいるかご存じでしょうか。

そういう私も自分の住んでいる市については、なんとなく知っていても「県」となると知らないことに気付きました。

それで自分の住んでいる県の状況と他県の状況を知りたくなり、政府の統計資料から47都道府県について人口の増減と15歳未満の増減を調べリストにしてみました

結果は県により人口の増加、減少はありましたが、15歳未満が増加している県はありませんでした。

因みに県自体の人口が減少していたのは19県ありました。

参考として、2015年度時点での話にはなりますが、40年前の1975年度と比較して人口の増加率が一番高かった県は、埼玉県で49.5%増と約1.5倍になっていました。ただ15歳未満の人口は、32.0%減と減少していましたが。

また65歳以上の増加率が一番高かったのも埼玉県で、約7倍となっていました。

年齢別人口推移についても全県を同期間で調べていますが、埼玉県は下記記事ですので、宜しければご参考にしてください。

notchi60.hatenablog.com

逆に40年前と比較して人口が一番減少していたのは、秋田県の17.7%減で、そのうち15歳未満はなんと61.3%減と半減していました。また秋田県の65歳以上は214.5%増とまさしく少子高齢化が進んでいると思えます。

全国的に15歳未満の減少幅は、14.6%~61.3%減と県により差はありますが、総じて減少しています。

その内訳として、60%以上減少は2県、50~60%未満が10県、40~50%未満が22県、30~40%未満が11県、20~30%未満が1県、10~20%未満が1県でした。

2015年度時点で、15歳未満が12県で半減しているなんてちょっと不安に思えますね。

なお、この記事のリストは政府統計の総合窓口(e-Stat)のデータを基に加工して作成しています。

但し、この調査内容としてデータのある1975年度と2015年度の都道府県別および15歳未満の人口を比較しています。

県別の人口および15歳未満人口の比較

1975年度と2015年度の統計数値にて県人口、15歳未満人口の比較を行っています。

リストはpdfで表示していますが、見づらいようでしたら左上のポップアウトボタンで全画面表示にできます。

合計は単純計ではありますが、40年前と比較すると人口自体は13百万人以上増加していましたが、15歳未満は11百万人以上減少しています。因みに65歳以上は24百万人以上増加しています。

こういう数字を見ると本当に深刻な少子高齢化を感じさせますね。

県人口の多い順10県

まずは参考情報として1975年度と2015年度の人口の多い順10県を比較してみます。

すると2015年度の人口の多い県は順列は変わるものの40年前と同じ県名となっていました。

また10県とも県人口は増加していました。

特に120%以上増加していたのは4県あり、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県です。

但し、15歳未満の人口は全県で減少しています。

県人口の少ない順10県

同様に1975年度と2015年度で人口の少ない順10県を比較してみました。

2015年度で順列は変わっていますが、8県は40年前と同じ県名でした。

入れ替わりは、滋賀県、沖縄県が抜け、和歌山県、秋田県が入っています。

県人口が少ないことに加え、減少しているのは少々不安を感じさせますね。

15歳未満人口の減少率の低い順と高い順10県

では、まず上段の15歳未満の人口減少率の低い順10県を見てみます。

15歳未満は減少しているものの県の人口自体は増加しています。

つまり15歳以上の人口が増えているということですね。

次に下段の15歳未満の人口減少率が高い順を見てみますと全県半減しています。

また県人口自体も北海道以外は1割ほど減少しています。

特に秋田県は冒頭でも記載しましたが、人口減少率が一番高い県でした。

ただ念のため、人口が少ない、減少しているから悪いと言う話ではなく、減少傾向にあることが心配という話です。

15歳未満人口の構成比が高い順10県

県人口に占める15歳未満の構成比が高い順について見てみます。

1975年度では、沖縄県は3人に1人、他9県は4人に1人ほどが15歳未満でした。

それが2015年度は、構成比が高いと言っても10人中1.3人ほどが15歳未満という事態になっています。

また両年度に名前が入っていたのは、沖縄県、愛知県でした。

とはいえ、愛知県は15歳未満の人口が40年ほどで50万人減少しているので安心はできませんね。

15歳未満人口の構成比の低い順10県

次に県人口に占める15歳未満の構成比が低い順について見てみます。

1975年度の15歳未満は低いと言っても5人に1人ほどのようです。

2015年度では、10人に1.1人ほどであり、2015年度の高い順10県と比べてみても大差はないように感じられます。

まとめ

1975年度と2015年度の40年ほどの人口を比較してみて、県自体の人口が増加していたのは28県、減少していたのは19県でした。

15歳未満の人口は、この40年ほどで47都道府県全県で減少していました。

単純計ではありますが、1975年度の15歳未満27百万人が、2015年度は16百万人ほどに約4割減少しています。

同様の比較で65歳以上の人口は40年ほどで3.8倍に膨れています。

*統計資料は国勢調査結果が基になっていますが回答不明分等を単純計では除いています。

さて、これがあなたの住まわれている県の状況を知る参考になれば幸いです。

ただ少子高齢化については国や県としても対策を講じてはいるのでしょうが、若者世代が不安なく結婚、出産、子育てができ、また人生100年時代と言われるなか高齢者も安心して暮らせていけることを切に願うばかりです。

また住まわれている県の人口推移について、もう少し詳細に知りたいようでしたら、別記事で県毎に人口推移リストを作成していますので、宜しければ参考にしてください。

この記事の中にあります「記事を検索」枠から県名を入力して検索されると出てくると思います。

最後までご覧いただき有難うございました。